逆指値注文
「逆指値注文」は、現在のレートより価格が下がったら売る、価格が上がったら買うというように、指値注文とは逆の注文方法です。
要するに自分にとって不利なレートで指値を入れることになります。
一見バカげた注文方法に思えますが、それは次のような特徴やメリットを期待してなのです。
「逆指値注文」のメリット
というメリットがあります。
その理由について、これから詳しく解説していきます。
上昇トレンドに乗る
為替相場は、一度動き出したら一方向に動く傾向にあります。
上昇トレンド(値が上がっていく傾向)が来たときには、それが続くことを想定して、今のレートより高くなったら買い、逆に、下降トレンド(値が下がっていく傾向)が続くと想定して今のレートよりも低くなったら売り注文を出します。
例えば、現在の相場が1ドル=112円の場合、もし為替相場が1ドル=114円まで上昇したら、上昇トレンドと判断します。そこで、あらかじめ1ドル=114円になったら「ドル買い」という注文を出しておきます。
また、現在の相場が1ドル=112円の場合、為替相場が1ドル=111円まで下降したら、下降トレンドと判断したとします。この場合も、あらかじめ1ドル=111円になったら「ドル売り」という注文を出しておきます。
このように、上昇トレンド・下降トレンドに入った場合、そのトレンドに自動的に乗れるように、あらかじめ注文しておく方法です。
損失を抑える
相場は予想どおりに動くとは限りません。もし、相場が予想と反対の動きをした場合でも、出来るだけ損失を小さくしたいという場合には、この「逆指値注文」が有効となります。
相場が1ドル=115円だとします。
予想は1ドル=117円まで上昇して差益を得るのが狙いです。この場合、予想がはずれて1ドル=113円まで下降すると、2円の損失が出ます。
そこで、「損失は最大でも1円までに抑えたい」という場合は、「1ドル=115円でドルを買って、1ドル=114円で売る」という注文を出します。そうすることによって、予想と反してドル安に動いた場合でも最大損失1円で済みます。
こうした買い方は、別名ストップ・ロス注文とも呼ばれ、ポジションを保有(通貨を保有している状態)している場合、損失が拡大しないように、リスクヘッジする手法として有効な方法です。
特に初心者の方には絶対にやってほしいことです。
ストップ・ロスをしなかったが為に大きな損失となった例はいくつも見ています(私も最初はやらかしてしまいました…)
最初は本当にストップ・ロスを考える事がFXの第一歩だと思ってください。
資金に余裕のある方なら良いかもしれませんが、FX資金が底をついた為にFXを止めてしまう方がほとんどなのです。
FXは勉強すれば誰でもある程度良い結果を残せるでしょう。
ですから、損失は授業料と捉えて、許容できる範囲でしか出してはダメなのです。
メリット | デメリット |
---|---|
トレンドに乗りやすく、ロスカット、利益確定も出来る。 | 最初は分かりづらいので使いにくい。 |
以上が、逆指値注文の説明です。
注文方法一覧
成行 | 指値 | 逆指値 |
IFD(イフダン) | OCO(オーシーオー) | IFO(アイエフオー) |
EMCOM TRADE | MJ | 外為どっとコム | NTTスマートトレード |
マネーパートナーズ | 伊藤忠グループ・FXプライム | フォーランド フォレックス | ヒロセ通商 |
サイバーエージェントFX | みんなのFX | クリック証券 | マネックスFX |