IFD注文
「IFD(イフダン)注文」は一度に二つの注文を出して、最初の注文が約定したら二つめの注文が自動的に発動される注文方法です。
たとえば、1ドル=112円でドルを買うという注文を出す場合、同時に「1ドル=115円になったら売る」という注文も出しておきます。つまり、最初の注文が約定したら、その反対の注文を自動で出すのが「IFD(イフダン)注文」です。
ちなみに2つめの注文は、最初の注文が成約しない限り発動されることはありません。
あくまで最初注文が確定したら次の注文に入るという方法です。
注文は、指値でも逆指値でも出せます。また、うまく相場が動いた場合の利益確定や、相場が急激に動いて大きな損失を被らないための損切りにも有効な手段として利用できます。
IFD使用例
相場は1ドル=113円で上昇トレンド(値が上がっていく傾向)に入ったと仮定します。
このトレンドに乗って利益を狙いにいくケースでは、
1ドル=115円になったら買い(指値)、117円になったら売り(指値)という「IFD(イフダン)注文」を発注します。
相場が予想どおりに動いたら、2円の利益が確定します。
このように利益獲得チャンスを確実にものにしたい場合は、「指値買い+指値売り」の注文を同時に出しておくことで、一定の利益を確保することが可能です。
これを応用して、1ドル=115円になったら買い(指値)、114円になったら売り(指値)
とすれば損失をカットするテクニックとしても使えます。
IFD注意点
IFD(イフダン)注文は、非常に便利ですが、注意しなければならないポイントがあります。
それは、思惑と反対に相場が動いた場合のリスクです。
例えば、利益確定パターンで注文した場合、思惑と反対に相場が動いた場合のロスカット(損切り)決済は、手動で行うことになります。
朝、利益確定パターンでIFD注文を出して出勤。
帰ってきたら大暴落してて、ロスカットが全くできずに大損…
なんて事も考えられるのです。
特にFX初心者の方は、損切りを抑えるためのロスカットでIFD(イフダン)注文から始めて、利益確定は手動でやることをお薦めします。
FXでは大負けしないことが本当に重要なのです。
以上が、IFD注文の説明です。
注文方法一覧
成行 | 指値 | 逆指値 |
IFD(イフダン) | OCO(オーシーオー) | IFO(アイエフオー) |
EMCOM TRADE | MJ | 外為どっとコム | NTTスマートトレード |
マネーパートナーズ | 伊藤忠グループ・FXプライム | フォーランド フォレックス | ヒロセ通商 |
サイバーエージェントFX | みんなのFX | クリック証券 | マネックスFX |